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2008年3月20日

出産20071214

sora'papa

この日、盛岡は昨夜の雪で一面真っ白に清められて輝いていた
うえを見上げれば晴れわたった青空


12時30分、分娩室、ついに出産の処置が始まった
と、思ったら10分ほどで看護婦さんがでてきた
  
え!
「ん~、まだですね、やっぱり数時間かかるかも、でも、このまま分娩室ね」
「ほぇ・・・」
  
それから十数分後、またまた
「もぅ、産まれますぅ」と走り去る看護婦さん
「ふぉ・・・」
  
分娩室からは助産婦さんのかけ声にあわせていきみ声がかすかに漏れてくる
いよいよか!
  
ところが、数分後、突然、
  
「ピィーーーーーーピィーーーーーーピィーーーーーー」
  
分娩室の奥から警報音が鳴り響く
看護婦さんが分娩室から飛び出してきた
目の前を無言で走り去る
しばらく、バタバタとあわただしい院内
  
「ナニ?ナニ!ナニ?ナニ!ナンナノ、ナンナノ!!!」
  
その後、ひとりの看護婦さんが
「急に赤ちゃんの心音が低下したので一旦産むのをやめます、また時間おいて、、、」
と、そのまま走り去る
  
え・・・あ・・・え・・・
「えっ!なんなのそれ!」
  
いいようのない不安が渦巻く
しかしどうにもやり場がない
時刻は13時をまわっている、しばらくすると、また
  
「産まれますぅ」
と走り去ってゆく看護婦さん
  
厚く閉ざされた分娩室の扉にへばりつき、どうにもならない中の様子をうかがう
助産婦さんのかけ声、併せていきむ声がかすかに聞こえる
  
「ホラ、がんばって、おなかの赤ちゃんもつらいんだから!」
「んぐぅ、、、」
「ハイ!いきんでっ!」
「はうっ、、、」
「はい、深呼吸深呼吸、大丈夫大丈夫、みえてきたよぉ!」
「まだまだ、いきまないいきまない!、ゆっくり息吸って!」
  
そんなやりとりが続いていた
大丈夫か!、、、なんとか無事でいて!、、、母子共に!、、、なんとか!、、、
祈り、願う、
しかし、無力だ、、、、、
  
祈る以外にできることなどなにもない
でも、それがおとこというものなのだとあらためて思う
(立ち会いのための講習会も受けた、しかしここでは原則立ち会いはしていない)
  
やはりこれはこれで苦しいものだ
この苦しみはまた、男にしかわからないことなのかもしれない
  
期待、不安、祈り、、、期待、不安、祈り、、、
交互に打ち寄せる波にのみこまれそうだ
これほど強く祈り、願ったことがあっただろうか?
  
ほどなく、音の少なくなった分娩室からなんとなく聞こえた言葉があった
「ん~よくがんばったねぇ・・・」
  
「・・・!・・・?・・・」
それからしばらくして、ようやく
  
「フンギャー、ンギャー、ンギャー」
  
とうとう、産声があがった!
元気な男の子だ
  
よくドラマで見るシーンのようだ(音声のみだが)
でも、現実感があるようなないような
ふわふわした心地のなかにある種の充実感が少しずつこみ上げてくる
  
待望のいのち、、、
無事でいてくれて良かった、、、
ありがとう、、、
  
だれにともなく感謝の念が漏れる
おもうことはただただ、それだけ
それまでの不安は嘘のように溶けて消えてゆく
  
「やった!」

おもわずつぶやいていた
なんどもなんどもつぶやいていた
  
  
そして、後日、衝撃的事実が医師から明かされた
診断書に書かれた
「異常分娩、胎児仮死」の文字
医師は妊婦や家族の動揺を考慮してその場では告げなかったようだ
大きな苦難を乗り越えて、無事でいてくれたことに一生感謝します
    
sora誕生!
2007年12月14日13時46分 蒼天
2,874g  49.0cm  A型

出産当日20071214

sora'papa

朝8時30頃、産院到着

すぐに陣痛室で診察が始まる
「ん~、子宮口がまだぜんぜん開いてませんねぇ」
「びょぇえぇぇぇ~」

そして、さらに助産婦さんから軽くひとこと
「この調子だと夕方くらいになりそうだからいったんうちに帰りますか?」
「え゛ぇ゛ぇぇぇ、イ゛ヤ゛ァ゛ー、い゛だぃ゛ー、き゛も゛ぢわ゛る゛い゛ー」

ひとまず、陣痛室に残してもらう
この時、子宮口3cm、痛みはすでに尋常でない
ベッドのパイプも、鷲掴みにされたとぉさんの腕もへし折られそうだよへ(∋▼∈)へ


定期的に助産婦さんや看護婦さんが様子をみにくるも子宮口の開きは

まず、のんきなもんだ
その間、陣痛室→診察のため分娩室→陣痛室→2Fの大部屋→陣痛室

と、いったりきたり
数度の注射(子宮口を軟らかくするためのもの)やらなにやら、てんにゃわんにゃ

昼過ぎ、吐き気といきみたい感が激しくなり
「あ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁ、ん゛ー。も゛ーだじだぃ゛ー、うんちしたいー」
「・・・」
(!、、、あぁ!いきみたいのね)
「いきみたいー」
もうなんだかわからないまま、ふたたび分娩室にて診察、、、
子宮口はいまだ4,5cmほど、陣痛は激痛、吐き気、いきみ感は絶頂へ

「ちょっと開いてきたけど、まだかなぁ、初産は時間かかるからねぇ」
「ぎょぇえぇえぇえぇー」

と、

また陣痛室へ出戻りかと思いきや、急にあわただしくバタバタ走り回る看護婦さんたち
緊張と共に走りながら、看護婦さんが
「このまま産んじゃいますぅー」  と走り去る

「はい、、、は?、ぇ?、ぇ?、えっ!」

どうやら子宮口が急に開き始めたようだ
この時、子宮口8cm、ほぼ全開!

出産前夜20071213

sora'papa

この日の盛岡は大雪
かぁさんの顔がいつになくぱんぱんにむくんでいる

「あらあらあららら、そろそろかなぁ」
「うん、そうかもね」

夕方、夜中に産気づいてもいいように庭の雪掻きをはじめた
ガゴゴゴゴゴー  ガゴゴゴゴゴー

ん~広い、、、ん~ん~
1時間ほど雪掻きしたころだろうか

ガラガラガラ~
「あたしもやるぅ~」

と如意棒片手にむくんだかぁさんがひょいとでてきた

「コラコラ、ダメダメ!」
「いやぁ!やるのぉ~」
言い出したら聞かない質だ

「じゃあ車の雪下ろしおねがい」
「ウキッ、ウキキッ」
子供のように楽しそうに雪下ろしをしている


い汗かいて夕飯食べて満足満足

夜20時をまわったころだったろうか、、、
ホゲッとテレビをみていたら

「orz、あつつつつ、・・・」
「ん!・・・陣痛?・・・来た?」
「・・・そうみたい」

「じゃじゃじゃじゃじゃ」

最初は 15~20分間隔、痛みは数秒から十数秒ほどでやむ

痛みの感じは生理に似ているようだ

時計の針がすすむ
徐々に痛みが増してくる
チクチクタクタク、陣痛街道まっしぐら


陣痛開始から8時間、翌午前4時をまわると、
     10分をきり8分間隔、痛みは30~50秒続く

かなり痛みがきつくなってきた、ここでかかりつけの産院に電話
「ん゛ぐがぁ゛ー、い゛だい゛ぃ゛ー」
「そうですか、じゃぁ、5分間隔になったらもういちど電話下さい」

だど、、、
ちなみに自宅から産院までは歩いても5分、車で1分なのだ
おそらく、遠ければ準備してきて下さいと言われるところだろう

7時をまわるといよいよキツイ
      6分間隔、激しい痛みは30~60秒つづくが、常に苦しい

8時過ぎ、6分間隔のままもう限界、産院に再度電話
「もう、いぐぅ~」
「じゃぁ、来て下さい」

車でぴゅ、、、あっという間の産院到着