「ぼくの夢は、もうぼくだけのものじゃないから」
今までに無い世界観と演技力でフィギュアスケート男子
銅メダルを獲った高橋大輔さんのCMでの台詞
ほんとにそうだよね~と、フィギュアスケート競技を見ると
つくづくそう思ってしまう
本人の家族はもちろん、友人、スポーツクラブの仲間
トレーナーやコーチ、スポンサーや近所のおばちゃんまで
彼らのうしろにはたくさんの人たちがいる
今回のバンクーバーオリンピック、とても素晴らしい
各国の選手に魅了されまくりです
そして昨日、世界中が注目している女子のフリーの
演技が終わりました
浅田真央ちゃん、本当にお疲れ様でした
彼女にとってはとても悔いの残る大会だったと思います
各番組でも彼女をどうねぎらっていいのか
オタオタするコメンテーターが印象的でした
直後のインタビューでも沈黙の後、泣き出してしまう真央ちゃん
「こんなとき、松岡修造ならがっつり抱きしめてやるのに・・!」と
黙って何もしないインタビュアーに苦虫を噛む私
スケート選手だけに限らないと思いますが
なぜこんなに苦しい思いをさせなければいけないのか
観客を巻き込んで素晴らしいウエストサイドストーリーを演技した
鈴木明子さん、妖艶なクレオパトラの安藤美姫さん
「太ってはいけない」というストレスで摂食障害や食べて吐くなど
もはやスケートをするどころではない
世界中が注目するからこそ、心無い言葉などが伝わってしまうことも
確かだと思う
でもなぜ彼女たちはそれでもスケートをするのか?
今朝、大会を終えた彼女たちが晴れ晴れしく
テレビのインタビューに応えていた
「今までいちばんスケートをやってきてよかったと思った」
「感謝の気持ちを表せてよかった」
「こんなに素晴らしい大会ですべることが出来て感動した」
感動?てっきりこちらが感動をいただいてばかり
いると思っていましたが、彼女たちには世界中からの
応援や歓声、賛辞の声もちゃんと聞こえていたんですね
ぼくの感動も、もうぼくだけのものじゃない
バンクーバーオリンピック、もうすぐ終わりますが
夢と感動の舞台はまた4年後に